高井裁判長登場~! 〈李香蘭〉

初めて李香蘭を観たのは、昔のTV録画でした。
その時はお名前すら知らなくて、李香蘭というのがお名前なのかどうかも判らないという始末でした…
知寿さんが出てると喜んで観てみると、最初観終わった時は曲が頭の中でグルグル回ってました。
何日かして、またあの曲を聴きたくなってまたDVDをかけました。すると今度は作品に惹き付けられて、すっかり李香蘭好き派に。
今度、公演があったら絶対観に行く!と思って、それが実現したのが2005年。
その翌年には、先に観た友人から沼尾さんの香蘭もいいよ~と聞き、作品好きも手伝って初名古屋遠征。

その後だったと思います。
ミュージカルなんて全く知らない父が突然「お前、李香蘭って知ってるか?」と言うのです。
「知ってるよ」と言うと「老人会に○○さんって人がいて、昔、李香蘭の付き人やってた人なんだって」
大正生まれの父が目を輝かせて話し始めました。
話を聞くと本当のようで、今度は私の方が興味津々。
もしもお会いすることがあったら、お話をお聞きしたいな~なんて思いますが、今のところ実現することはなさそうです。

前置きが長くなりましたが、今回の公演はチケットを取ってなかったんです。
昨年の公演で玲子さんのお声があまりにきつそうだったので、また観るのが辛かったからです。
ところが、初日キャストが発表になると、高井さんのお名前が!
生で拝見した裁判長は、ずっと種井さんだったので(種井さん=裁判長の図式が頭の中に出来上がっちゃってるくらいです)高井裁判長、観たい!!観たい!!
開幕翌週、絶対行く!と思っていたところ、大阪の友人から遠征してくるとの連絡が。
迷わず、同じ日の観劇を決めました。
そして2回目は、今のうちに高井裁判長を観ておかないと、次はいつ観れるか判らないという強迫観念(?)と、どうしてもまた観たい!という思いで、時間を調整して前楽のチケットを取りました。

その1回目(6月11日)の観劇と、2回目(6月20日・前楽)のごちゃまぜ感想です。

席に着くと目に入る緞帳。これを見ると、何故かいつもドナドナの曲が頭に浮かんでしまうんですが、この緞帳で、あ~李香蘭観に来たんだな~と思います。
オーバーチュアが始まると、いきなり李香蘭の世界に入ってました。
観劇が待ちきれず、録画を3回(ついでに壁抜けも1回)観てたので、やっと本物(生の舞台)が観れる!とワクワク感いっぱいだったんです。前楽の時は、さらに入り込んでました。

始まってすぐの裁判シーン。
真ん中上段にいる裁判長、種井さんと録画の佐川さんを見慣れてたこともあって、高井裁判長、細っ!って思いました。ご本人は否定されてるみたいですが、高井さん痩せましたよね~。
1回目の観劇はサイド席だったので、ほんとにちょこんと座ってる印象。
2回目は真正面だったのですが、これまた不思議な光景でした。
真正面ということは、香蘭の頭越しに裁判長が見えるわけです。香蘭が立ってる時は香蘭の頭の上に裁判長の頭が乗っかってる状態。香蘭が膝をついてる時は香蘭の肩に裁判長が椅子ごと乗っかってるんです。ライトの当たり方で背後霊のようでもあり真面目に観たいのに、この状態どうしましょ?って感じでした。
高井さんの歌声は、気持ちい~い相変わらずのバズーカ。でもね、1回目はまだ調整不足だったのか、歌の途中で口を開いたまま、出だしのタイミングを待ってるのが見えちゃいました。

そして1回目は、裁判長の高井さんを観ちゃったら、参謀の高井さんも見逃さずに観なくちゃ!になってしまい、つい高井さんばかり観てしまいました。でも、見逃したのが永井荷風の所。広瀬さんの荷風が染みついてる私には、口調のまるきり違う荷風が気になって気になって。どなただろう?と目を凝らして荷風を観てました。帽子とお髭で判らず、後でキャスト表を見たら、川口さんだったんですね。去年も拝見しましたっけ。四季の演目では、出てきたと思ったら奈落に落ちてったり、あまり声を聞くことがないですが、俳優座の「スペース・ターミナルケア」では、たくさんお聞きしたはずなんだけどなぁ。
判ったはずなのに、2回目の観劇でも、何故かまた荷風をジッと観てしまって、ついに高井さんを見逃しました。

その高井さんの参謀ですが、思ってた以上に丸坊主が似合ってて、ほ~!って感じでした。丸坊主とジュディオンのバクハツ頭、どっちがいい?と聞かれたらバクハツ頭に一票ですけど。
それにしても、高井さんの行進って、どうして笑えるのかなぁ?ナゾです(笑)その個性を生かした役がもっとあったらいいのにと、いつも思います。
他の演目では、高井さんの台詞を聞くことが殆ど無かったけど、この演目では台詞がありますね~。
裁判長では役柄か、あまり気にならませんでしたが、参謀の時のしゃべり方は気になりました。軍隊ってシャキっというか、スパッとした口調のイメージがあるのですが、歌のように流れてる感じだったからです。

逆に歌が気になったのが、田島リットン卿。これだけ歌の上手な方が揃った中では目立ってしまいますね。それでも、2回目に拝見した時の方が安定してきたように思います。

1回目と2回目で違うキャストだったのは溥儀。
星野さんは去年拝見した時は、受け付けなかったんですが(ごめんなさい)、今回はだいぶ良くなってました。
白倉さんは安心して観れます。椅子からの転げ落ち、ちょっと段取りっぽかったけど

変な気になり方をしたのが、山口さん。
山口役を山口さんがやってる~と観ていて、服装だけ替わって出てきた?と思ったら斉藤孝雄でした。整ったお顔なので、山口さんだ~って印象が強いのですよね~。見た目がもう少し変わるといいなぁ。

と、ここまで書いて、プリンシバルを全く書いてないことに気づきました。
なので、ちょっとずつ。
野村香蘭 喉の調子も去年より復調されたようですね。立ち居振る舞いの素晴らしさや計算された演技をしっかり見せていただきました。
濱田芳子 観るたびに堅さがとれてきていいな、と思った反面、キャピっとした部分が?
秋愛蓮 志村さんや五東さんの愛蓮とは違うタイプですが、こういう愛蓮も有りだと思いました。
芝杉本 映像では芝さんの玉林も拝見してますが、今や杉本でも芝さんには役不足ですよね~。
青山玉林 ごめんなさい、ほとんど印象がなかったんです…

ここでまた、高井さんの話に戻ってもいいですか?(って聞いてもしょうがないっか)
今まで裁判長は種井さんで拝見してて、最後の判決では裁判長の人間性に感動し、徳という思想も素晴らしいと思ってました。涙腺を破壊されることもありました。
今回、1回目の観劇では、高井さんの裁判長に今ひとつ感動できなかったんです。なんだか、歌を正確に歌うことに集中されてたように感じたからかなぁ。
ところが2回目は涙が溢れました。種井さんの人間としての大きさとはまた違う包容力や優しさを感じて、見終わった時は目が真っ赤でした。
この判決の場面に李香蘭の全てが集約されてると言っても過言ではないと思うんです。
その意味で前楽の観劇は、大変な満足を覚えました(あれ?演目違い?)

もう少し公演期間が長かったら、もっとリピートしてただろうな~。

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この記事へのコメント

ミキミニ
2009年06月23日 15:37
Rino さん、こんにちは^^
李香蘭はあたし始めてでしたが(あれ?TV録画は?と、言われそうですが、、、)とても 心に残る作品となりました。
あたしは種井さんや、TVのの裁判長さんの記憶もほとんどないので、裁判長さんは高井さんONLYの印象となってしまいましたが、あの小柄な体のどこに、あれほど 群衆をひきつけ、説き伏せてしまうような(決してステキな歌声だけでなくね^^)力が潜んでおらえるんだろ?と、関心しました。
あたしは1回しか観れなかったけど、前楽はさらに すばらしかったんですね~^^
高井さんの坊主&軍服姿はほんとすてきでしたね^^
行進姿は、うふ^^否定しませんが 笑

あ、緞帳の模様、、、どんなだっけ??
ドナドナですか~??次、行く時は、気にして観てみます^^
リットン卿は、あたしも思うとこありました。。。
溥儀の白倉さん、観たかったな。

もし、関西に香蘭が来て、高井裁判長だったら こっちでおまちしてますね^^
2009年06月23日 23:28
ミキミニさん。
ミキミニさんも、もう1回いらっしゃるんじゃないかと密かに(でもない?)お待ちしてたんですが、ちょっと残念でしたね。
でもミキミニさんの脳裏には高井裁判長が焼き付いてますもんね。
きっとまた近いうち、配達人のおじさんが夢の中に高井さんを連れてきてくれると思いますよ

関西が実現したら、ご一緒したいですね
BOIS
2009年06月28日 22:55
お帰りなさい!復活、嬉しいです~
また、楽しいお話を楽しみにしています。

「李香蘭」豪華キャストでしたね~
私も高井さんの坊主頭似合う!と思いました。
芝さんの杉本はホント役不足ですよね・・・。
55に行ってあげて~と思いながら見ちゃいました。
もっと若い人で誰かいないんでしょうかね・・・。
涼太さん、北澤さん世代が頑張ってくれないと!

焦って開幕2日目に駆け付けたので白倉溥儀を見損ねたことが残念っ。
異国はこなれた頃に行こうと思っています。
2009年06月29日 01:11
BOISさん、こんばんは。
またよろしくお願いします

ほんとですね~、そろそろ世代交代してもいいですよね。
芝杉本を観ちゃうと、次は誰が配役されても物足りないと感じそうですが…

異国は、以前こなれた頃に行って日下さんに逃げられました
おっと、今回は公演期間が短いですよ~!
レポお待ちしてま~す

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