キーワードはtimshel 〈エデンの東〉

劇団昴「エデンの東」@本多劇場に行ってきました。

開演前に、上演時間は2時間50分(休憩15分を含む)と聞き、ストレートでこの長さは集中力が保つかな?とちょっと心配でしたが、なんのなんの!最後までみっちり楽しませていただきました

一幕一場は今にもミュージカルが始まりそうな雰囲気だったので、「いやいや、これはストレート」と自分に言い聞かせて頭の中をリセットしました。
どうも、ミュージカルとストレートでは無意識なんですが、構え方が違うみたいです。

この作品は、アダムを中心としたトラスク一家の物語。
ジェームス・ディーンの映画でしか知らない(私みたいな)皆さん!キャルが主役の物語じゃないんですよ!(笑)

アダムは昴公演では超お馴染みの宮本充さん。
以前にも書きましたが、時々、角度とか表情によって、マルさんそっくりと思うことがあります。
今回もまず、初っ端から「わ!マルさんそっくりだ!」と思っちゃいました。
でも、完全にトリップしてしまったのはラスト近く。
倒れてベッドに寝ているシーンは、まるで「この生命誰のもの」の早田(石丸Ver.)ではありませんか~!
もし、この舞台に上領や田島さん、高草さんがいらしたらトリップしたまま戻ってこれなかったかもしれません
善良すぎるほど善良なアダムのキャラが、とても良く似合ってました。

アダムの弟・チャールズは、四季公演にも出演経験のある鳥畑洋人さん。
失礼ながら、四季公演で拝見する限り、少々“ん?”という印象があったのですが、今回のチャールズは合ってるな~と思いました

アダムの妻・キャシーは日野由利加さん。
可愛らしい女を演じるキャシーも似合っていたけど、本性を現したキャシーも良かったです
可笑しかったのが「飴ちゃん舐める?」という台詞。
関西の人が聞いても可笑しくも何ともないのかもしれないけど、関東人には可笑しいんですよ、これが!
「飴ちゃん」という言葉だけでも可笑しいのに、売春宿のボスが何気に「飴ちゃん」ってさぁ。
1回目の「飴ちゃん」では、回りの人も鼻息だけで笑ってましたが、2回目の「飴ちゃん舐める?」では声を出して笑ってました。
ちなみに、私の四季友さんには関西人が多いので、時々カルチャーショックに見舞われますが「飴ちゃんがいるなら、チョコレート君やガム様もいるの?(笑)」と話題にしたことがあります

トラスク家の使用人・リー(中国系移民)を演じていらしたのが水野龍司さん。
若い頃の中国人らしい格好が妙に似合ってました。
どうも前回の「機械じかけ~」の時に、水野さんは可笑しいという印象が植え付けられてしまったようで、たまに動きが面白いなぁ、なんて思ってしまいました。
でも、この作品では凄く重要な役割を持つリーという人物をよく演じていらしたと思います。

アダムの友人・サミュエルは西本裕行さん。
西本さんのサミュエルを観ていたら、四季版の老ゴボー(@ヴェニスの商人)をやってほしいなぁ、と思いました!
日下さんよりいくつか年長かと思うのですが、本当にお元気なんです
でんぐり返しも大丈夫そうに見えますけど、危険ならそこだけ別の演出でもいいから、西本さんの老ゴボーが観てみたいなぁ

岩田翼くん演じるアロンは、アダムの息子ならこうなりそうだよな…と思えたし、キャルの中西陽介くんは素顔の写真とはイメージが違って、飯田ロルフ(@SOM)を不良っぽくしたような感じもあり、またチャールズにもどことなく似ていて、へぇ~!と思いました。

演出に関しては、時が経つのを、子どもが描いたパパの似顔絵や洗濯された服のサイズで表しているのが面白かったです。
ただ、ロープを張ったりと余分な時間がかかっているのが少し残念でしたが。
大きくなってから描かれた似顔絵が宮本さんにそっくりだったのにも感心しました。
舞台セットの柱のようになっている一部にだけライトを当てて、十字架を表現しているのも良かったです。
売春宿に近づくにつれ、けばけばしい色のライトがひとつひとつ点る場面もいい感じでした。

マイナス点は、キャルがずっと父親の愛情に飢えていたという部分があまり見えてこなかったので、アダムへのプレゼントを妄想するシーンが唐突に感じました。
また、キャシーの自殺の原因がよくわからなかったのも、疑問が残りました。
一幕に比べて二幕の後半が駆け足だったようにも思います。

今年の昴の本公演は、この1本のみ。
淋しいなぁ、もう少し上演できたらいいのに…
10月のサードステージは時間があれば観にいくつもりです。

この記事へのコメント

doraemon
2011年06月13日 23:18
こんばんは~
お久しぶりで~す!!

ちょっと・・・食いついちゃいましたぁ~
「飴ちゃん」って、この作者の方は関西人?
「飴」でも可笑しくないのにね。
お芋さん、お豆さん、もあるよ~
でも、チョコレート君、ガム様なんて言わね~よ
2011年06月13日 23:39
doraemonさん、おひさ~!

作者はアメリカ人、脚本家は広島出身のようですよ。
「ちゃん」と「さん」があるのに「君」と「様」がないのは不公平じゃないの~?(笑)
「さん」は違和感あっても可笑しくはないけど、飴ちゃんはあかんやろ~~!(笑)
ミキミニ
2011年06月24日 20:28
Rinoさん、こんばんは^^

この日記、本来なら なんとコメントしてよいか、、、と頭をひねるとこでしたが、ひとつだけ、突っ込めるところがありました 笑

と、思ったら先客が 笑(やはり同じとこに 突っ込んでるwww)

「飴ちゃん」は漢字で書くと、なんか違和感を感じるの、あたしだけかな??
あめちゃん は、ひらがなか、「アメちゃん」 のイメージです~ 笑

ついでに、大阪のおばちゃんは いつもアメちゃんを持ってますよ^^

あ、あと、おあげさん(あげさん)も、ありますよwww
2011年06月24日 22:28
ミキミニさん、こんばんは。
大阪人2人で「飴ちゃん」に食いついてるぅ~(笑)
飴に「ちゃん」を付ける習慣のない関東人には漢字を使わないと「飴」だとわからないと思うんですよ~。

「おあげさん」は可笑しくないですねぇ。
「おいなりさん」があるせいかな。

それにしても、この作品って、まんま大阪に持って行ったら、単なる普通の会話になっちゃうんですよね?
それこそ、飴君、飴様の出番かな(笑)

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