福田恆存生誕100年記念公演 〈明暗〉

昨年の「一族再会」「堅塁奪取」に続き、福田恆存生誕100年記念公演のラスト作品となる「明暗」@紀伊國屋サザンシアターを観てきました。

昨年の2作品は本が面白いな~という印象が強かったので、今回はどんな本なのかな?という関心とともに、久しぶりに拝見する服部幸子さんの舞台が楽しみでした。
おゆきさんのムテジウス校長(@ふたりのロッテ)が大好きだったんです。
たしか、東京凱旋公演の時、おゆきさんは他の舞台に出演されていて、この舞台が終わったらラスト週だけでいいから、もう一度、服部ムテジウスが観たい!!そう思っていたら、それが実現して、月曜のキャスト発表を見て小躍りした記憶があります。
昴の公演でスタッフとして働いているおゆきさんは何度かお見かけしましたが、舞台を拝見するのは、もしや5年ぶり?
どんな役なんでしょう、楽しみにしていました。

現代演劇協会の作品なので、キャストの大半は劇団昴の方でしたが、円とPカンパニーのお二人も参加されていました。

昭和30年代の日本、中流以上の家庭のようでした。
和服の舞台って初めて観たかも?
あれ?(一人だけ洋服だったけど)昭和30年代って、着物(和装)だったんだ?
自分の両親の昔の写真を見ても、洋装だったので、大正時代にも思えてしまった

お話はというと、これが超~~~複雑な人間模様。
河野家という家庭(親族)の中で、どんだけ?ってほどの情事&片思い。
誰がどうなってるやら???
普段の舞台でも役名を覚えるのが苦手な私には、名札をつけてほしかったくらいです。

幕間にパンフを見たら、初演時のパンフに載せた恆存さんの文章が載っていて、「観客にわかりにくいかもしれない、現在起こっていることだけを見ていただきたい」というようなことが書かれていました。
それを読んでいる間にも、隣席で「誰がどうなのか全然わからない」という話をされていました。

そんな状態でしたが、テンポ良くしようとしてるのかな?と感じたのだけど、それならもうちょっとテンポ良くてもいいんじゃないかな?と思いました。
意外に考える隙があったんですよ。

個々の人間関係はいまいち解らなくても、これだけ次から次へと“秘密”が出てくるんです。
“秘密”なんだけど、当人だけでなく、実は秘密を知ってる人も今まで黙っていた、というありがちだけど、やっぱりあったか~!みたいなところが、面白かったです。

ここでキャストの感想をほんの少し。
もうちょっと頑張ってほしかったのが、吉田-祥枝。
この芝居の中でかなり鍵となる台詞(言葉)を言っているのに、ただ台詞を言っているだけにしか聞こえなかったんです
キャラ的に気に入ったのが田中-刑事でしたが、家の中を歩く姿がちょっと「?」でした~。
コロンボのような刑事でしたが、歩く姿が田代シュランクぽくて。。
役柄は主役と言ってもいいくらいの服部-瑞枝、ムテジウス校長とは全く違う役で(当たり前か)、不倫してたり、気が狂ったように笑ったり、ついには人を殺したり、でも気弱なところがあったり…と、ハチャメチャな役でした。
観ていて感じたのは、なんか面白い(ある種不思議な?)演技をするなぁ、ということです。
どこがか、よくわからないんだけど。
あるいは演出家の意図なのかしら?
おゆきさんの別の役も観てみたいので、また四季の作品にも出てくれないかな~。

翻訳ものではない恆存さんの作品、もっと観てみたいなぁ。

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