心に灯がともる作品 〈クリスマス・キャロル〉

クリスマスまであと1週間、劇団昴の「クリスマス・キャロル」を観てきました。

原作は1843年に出版されたディケンズの同名小説。
これまでに何度も映画化され、何種類ものDVDが発売されています。
名作であると同時に、内容もわかりやすいので、通常映画・ミュージカル映画・アニメ・マペットと表現方法も多岐に渡っています。
それから、ついつい書きたくなってしまいました…「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子さんがこの小説を翻訳されていますが、題名は「クリスマス・カロル」となってます。

私はDVDでモノクロ映画(1938年)とミュージカル映画の2作品を観たのですが、どちらも良かったので、昴公演を楽しみにしていました。昨年は行けず、ようやく観劇が実現したという感じです。


さてさて、とにかく場面転換が多い作品なので、舞台ではどうするんだろう?というのも楽しみのひとつでした。
舞台の中央が回転舞台になっていて、半回転するたびに違うセットが現れるという仕組みになっていました。
一体、何回セットが変わったんだろ?観ながら“ご苦労様です~”って思っちゃいましたが、どの場面も、シンプルながらチープさは無くて、とっても良い感じでした~

それから感じたことは、この作品、ストプレだったよね?と思うほど歌が多いんです。
ダンスらしいダンスは無いけど、クリスマスパーティーのシーンなんかも楽しくて、ミュージカルかと錯覚しそうでした
お歌の実力は…まちまちでした

今回の役でインパクトが強かったのが、過去の精霊。
この役、映画では若くて美しい女性なんですが、こちらの舞台はチャーミングなおばさまなんです。
一緒に笑いたくなってしまうような明るく優しげでちょっぴり面白い笑顔が印象的でした。

この舞台は「何がクリスマスだ」というような嫌な守銭奴スクルージが心を入れ替え、人々の役に立つ良い人間になるというお話で、「メリークリスマス!」と声をかける姿は、人間が変わったことの象徴になっています。
ストーリーも知ってるし、歌あり・ちょっと笑いありで楽しい(未来のシーンはゾクッとしたけど)仕上がりになっていたので、泣かずに済むかな…と思っていたんですが。。。
いえね、最後は頑張って堪え、表面張力で涙が落ちずに済んだんです。
でも!カテコの最後にすっごいフェイントをくらいました
どうやら涙も止まり、笑顔で拍手を送っていたら、金子スクルージが客席に向かって「メリークリスマス!」って。
それでいきなり涙腺決壊です…

まさにクリスマスにぴったりの心温まる作品だと思います。
終演後の客席やロビーでも「良かった~」「私、目赤い?」と言った声があちこちで聞かれました。
私も、来年のクリスマスもまた観たいな~(きっと再演してくださいますよね)と思いながら帰ってきました。

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