今年の初観劇 〈十二人の怒れる男たち〉

十二人の怒れる男たち@俳優座劇場を観てきました。
映画より舞台で観てみたかった作品のひとつです。

出演…大滝 寛、荘司 肇、三木敏彦、立花一男、井上倫宏、岡田吉弘、高橋克明、松橋 登、小山内一雄、外山誠二、里村孝雄、松島正芳、高塚慎太郎、小林優太

冒頭、陪審員たちが入ってきて違和感を感じました。
男性ばかり12人って…題名は〝男たち〟なんだから男性しかいないのは当然なんだけど、実際目にしてみると違和感ありますね~。
そういや、日本の裁判員制度でも裁判員が男性ばかりなんてこともありましたよね。
特に裁判の内容が(女性が被害者の)性的犯罪の時なんか、そりゃないだろ!と思ったなぁ…などと、現実のできごととオーバーラップして観ていました。
この作品、女性が政治や裁判に参加できない古い時代のものじゃないよね?と考えながら、まぁ、ヒステリックに叫ぶ〝怒れる女〟がいるより、おじさま(おじいさま)たちばかりの方がいいっかと締めくくって舞台に集中です。

まず、「ああ、いるいる、こういうタイプの人」って具合に、12人の男性のキャラクターの違いがちょっとした動作にも現れていて面白いと思いました。
いや、でもさすがに12人もいると、いっぺんには見れませんね
その中で唯一お顔とお名前が一致するのが岡田さんだったんですが、入ってきた時の上着がジェット団みたいで、あなたはドックでしょ(笑)なんて一人突っ込みを入れてました

あらら、また脱線しちゃいました
初見の俳優さんが多いので、帰ってからいただいたパンフで記憶と照らし合わせようと思い、見てみると、写真をパッと見て判る方となかなか役と結びつかない方がいて、考えては「あ~!うんうん」と一致させるのがまた楽しかったんですが、皆さん、キャラ作ってますね~。
中には宣材写真自体が「誰?これ?」になってる方もいらっしゃるかもですけど。。。

有罪:無罪が11:1から次第に10:2、9:3…になっていく課程はやっぱり面白いです。
12人の話し合いを観ているうち、実際のできごとを隣の部屋から見聞きしているような錯覚に陥りました。
そして自分は「有罪だな」とか「もしかして無罪かも」と感じたり、「言ってることは一理あるけど、この人の言い方だと素直に同意できないよなぁ」と思ったり、自分も参加しているような感覚になっていました。
自分の判断も揺れ動く中で、もし実際に裁判員になったら、適切な判断ができるのかなぁ…という不安も感じました。

最後の一人が無罪に変わる場面は、せつなくもあり、一人の親として痛くもありました
この陪審員3号を演じられた三木さん、きっとご本人はすごく情の厚い方なんだろうな~と感じましたが、パンフの寄稿にはその通り書かれていて、何か解らないけど「うんうん」と頷いてしまいました。

よい初観劇になったなぁ…そう感じるお芝居でした。

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