知寿さん久々のストレートプレイ 〈秘密はうたう〉

「秘密はうたう」@紀伊國屋サザンシアター を観てきました。
出演は村井国夫さん、三田和代さん、保坂知寿さん、神農直隆さん。

面白かった~
ミュージカルを観るとストレートが観たくなり、ストレートを観るとミュージカルが観たくなる私…
4日に同じ劇場で民藝の「帰還」を観た後は、「夢醒め」「BB」とミュージカルを2つ観て、今度はがっつりストレートが観たくなっていたようで、食い入るように観ちゃいました!

ノエル・カワードの戯曲は初めてでしたが、一言で言うと、ウエルメイドな作品でした。
すさまじい量の言葉の応酬、微妙な心の動き(堪えようとすることも含めて)を表現できるキャストが揃って、とっても見応えのある作品になっていました。
以前から気になってきたマキノノゾミさんの演出なので、これも楽しみだったのですが、この凄いキャストだと、どこまでが演出家の仕事なのか、どこからが俳優の器量なのか、さっぱり…というのが正直なところです

今回は最前センターでの観劇でしたが、舞台が低くて客席に近かったので、自由劇場で観ているような感じでした。
消え物はちょっと気になりました。
ピンクシャンパンがあって、カルロッタが頻繁に飲んでいたのですが、実際には何を使っているのかなぁ?
うすいピンクで、炭酸が入ってるんですよ。
あと、ステーキを食べてるんですが、それも何かな?もっと簡単に咀嚼できるものだと思うんだけどな。


では、物語のことを書くとネタバレになりそうなので、キャストごとの感想です。

村井ヒューゴ
登場した途端、カッコイイ~と思いました。
ロマンスグレーってこういう人のことを言うのねってくらい、カッコイイ!
いやでも、見た目に騙されないぞ!と思って、冷静に観ていた(つもり)のですが、全然芝居をしているように思えなかったんです。
もちろん、いい意味で。
今ここで本当に起こっている出来事、ヒューゴ自身が心から発してる言葉に聞こえました。
大人な男性であったり、すごく弱い面を持っていたり、時に激昂しそうになったり、グッと抑えたり…
自分の中にもある一面とオーバーラップすることもあったし、普段紳士に見える人でもこういう時もあるんだろうなとか考えたりもしました。
そのくらい、そこにヒューゴが生きていたと思います。
凄かった~!

三田ヒルダ
在団中のことは存じ上げないのですが、この方も元四季なんですね。
知寿さんと在団時期が数年重なるので、過去にも共演されてるんでしょうか?

ヒルダが登場するのは一幕最初と二幕後半なのですが、一幕の途中で台詞が飛んでしまったらしく、しどろもどろになってしまいました。
ご本人も焦ったのでしょう、その後も心臓バクバクな状態で喋っているのが伝わってきました。
もったいないなぁ。
二幕では酔ってハイになっているところや、すべてを達観しているかのようなところ、一途なところ、苦しみと優しさ、といった多様なヒルダの外面と内面を見せてくれました。
それなのに、どの場面でもキャラが一貫してるということに感心しました。


保坂カルロッタ
50代の女性を演じるのは初めてでしょうか?
知寿さんのストレートを生で拝見するのも初めてなので、新鮮です!

キャラ的にはソニア(@DUET)から天然ちゃん部分を除いたような感じがしました。
口調が似てるのかな?
とにかく、ものすごい台詞量
知寿さん特有の言い回しも健在でした。
知寿さんがよくやる手振りも健在で、面白い感性の持ち主だなぁ、とあらためて思いました。
今までミュージカルで拝見していて、“三拍子揃った人”と思っていましたが、実は歌とダンスを主に観ていたわけです。
今回初めてストレートで「知寿さん、やるぅ~!」と思えたことで、本当に三拍子揃ってる人なんだと確信しました


神農フェリックス
長身で笑顔が可愛らしく(←おばさんからの見た目)、声がステキな方でした
カルロッタと同じように、自分もだんだん気になる存在になってしまいました。
お顔が似ているわけではないと思うのですが、あの笑顔を見ていると、何故かフジテレビの長谷川豊アナが頭に浮かぶのは何故でしょう?
観劇前は、上の3人が凄いので、目に入らないだろうとばかり思っていたのに、気になるおにーさんなのでした。


私としては休憩なしに一気に観たかったと思ったのですが、あの台詞の海の中では休憩がなかったら俳優さんが溺れてしまいそうですね。
来週、もう一度観てきます~

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